痩せる食生活とFEELCYCLEと
前回、FEELCYCLEに定期的に通っているにも関わらず肥満が解消されない会員について、食生活に問題があるという趣旨のことを書きました。
ちなみにここでいう「食生活」というのは大きく分けて以下の3つの軸に分けられると思います。
- どのくらい食べるか
- 何を食べるか
- いつ食べるか
まず「1.どのくらい食べるか」についてですが、当然のことながら食事は摂れば摂るほど消費カロリー以上にカロリーを摂取することに繋がります。当然ですが、必要以上にカロリーを摂取した場合は太ります。
とはいえ、ほとんどカロリーが無くむしろミネラルや食物繊維が豊富に含まれているような食材ばかり食べれば、たとえ大量に摂取したとしてもカロリー摂取量自体を減らすことはできます。
そこで「2.何を食べるか」が重要になってきます。
前回のブログで「脂質よりも糖質の方がエネルギーとして優先して使われる」というような内容の記事を書きましたが、逆に言うと糖質を多く摂取するほど脂質は消費されにくくなるということです。
また、糖質を摂取するとすい臓のランゲルハンス島というところからインスリンというホルモンが分泌されますが、このホルモンの働きにより糖質は脂質へと変わり、さらに脂肪の分解も抑制されます。
そして「3.いつ食べるか」ということですが、人間は就寝する3〜4時間前には食事を済ませておくべきと言われています。
これにはさまざまな理由が考えられますが、たとえば就寝直前に食事を摂ることで良質な睡眠が得られない可能性が高まります。
なぜかというと、食事をすると胃などの臓器の働きを促すために交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されて興奮状態になるからです。
しかし、基本的には良質な睡眠(深い睡眠)を得るためには副交感神経を優位にしなければならないと言われています。つまり、食事を摂った直後では良質な睡眠を得ることができなくなる可能性が高まります。
そして実は睡眠と基礎代謝は関係があって、良質な睡眠を得ることで代謝が上がりやすくなると言われています。代謝が上がりやすくなるということは痩せやすくなるということですよね。
ここでFEELCYCLE会員のジレンマがあるのですが、FEELCYCLEのレッスンを平日の仕事終わりに受けるとレッスンを受けてから就寝するまでの時間が短くなります。
しかし、会員によってはここの時間帯に夕食を摂る人も多いのではないでしょうか。これでは太りやすくなるのは明らかです。
ではどうすればいいのかというと、もしも平日の夜にレッスンを受けるのであればレッスン直前にバナナやゼリー飲料などで空腹を満たし、レッスン後には何も食べずにそのまま就寝すればいいということです。
ここまでをまとめると、痩せたいのであれば夜の炭水化物(糖質)を抜いて、就寝する3〜4時間前に食事を済ませるだけでも簡単に痩せやすい体質になるということです。
なぜこれを言い切れるのかというと、私自身がこの習慣を身につけてから2ヶ月経たないうちに、明らかに体質・体型の変化を実感したからです。体重は減り、顔の丸みも消え、お腹周りのお肉は掴めない程度まで引っ込みました。
ちなみに朝と昼に関しては食事制限など全く意識せず、食べたいものを食べたいように食べています。気にかけているのは夕食のみです。
おそらく夕食に今までと違った習慣を持ち込む(制約を設ける)のは辛いと感じることもあるかもしれませんが、2日も続ければ慣れてきます。むしろ、空腹の状態で就寝することに快感を感じることもあります。
もしも痩せたいと思っているFEELCYCLE会員の方がいれば、夕食だけでも気をつけてみてはいかがでしょうか。