FEELCYCLEは本当にパリピが集まる場所なのか
以前、日本テレビのZIP!でたまたまFEELCYCLEが取り上げられていたことがありました。調べたところ2017年3月7日の「ハイテンションジム特集」にてサンシャイン池崎さんがFEELCYCLEに潜入取材をした回だった可能性があります。
かなり前のことなので内容については具体的に記憶していませんが、一つだけ引っかかった点がありました。
それは、そこで出演していたコメンテーター、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平さんが「FEELCYCLEにはパリピが集まっている」といった主旨の解説をしていたことです。
この発言を聞いて、私は思わず首を傾げてしまいました。
「パリピ」の言葉の定義ははっきりとは決まっていないようですが、この言葉は広義には「クラブやイベントなど場所を問わず、友達や仲間と集まり騒ぐ人または騒ぐのが好きな人」というニュアンスを持っているのではないかと思います。
たしかにFEELCYCLEにはパリピと呼ばれるような方々も一定数は集まっているかと思いますが、数年間FEELCYCLEに通い続けている私の肌感では、いわゆるパリピと呼ばれるような方々よりも地味そうな会員の方が比率的には多いのではないかと思います。
よって、どちらかというとパリピがFEELCYCLEに集まるというよりもFEELCYCLEがその場でパリピを作り出していると言えるのではないかと。言い方を変えると、FEELCYCLEの特性上、その場ではパリピにならざるを得ないというのが現実ではないかと思います。
普段レッスンが一緒になる会員のほとんどの方々はどう見ても「おじさん・おばさん」と呼ばれるような方々ばかりですし、たしかにレッスン中やその他の場でも騒ぐのが好きな方々なのかもしれませんが、とはいえ世間で思われているような「パリピ」のイメージほど「騒ぐのが好き」な人はそこまで多くは無いかと思います。
FEELCYCLEにはパリピと呼ばれるような方々は確かにいますが、これはFEELCYCLEという場に限ったことではなく世間一般的に言える事では無いでしょうか。言い換えると、世間的なパリピの存在する比率とFEELCYCLEの会員のパリピの比率は同じだということです。
おそらく博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平さんはFEELCYCLEに通ったことが無く、かつFEELCYCLEでどのようなサービスが提供されているのかを把握しているものの「どのような会員が集まっているのか」までは確認せずに憶測で「FEELCYCLEにはパリピが集まっている」などという「それっぽいこと」を言っていたのではないかと思います。
これで仕事が成立するくらい自分をブランディングできている彼をある意味で尊敬してしまいました。